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31A Horn

Western Electric 31A ホーンの話

 
ENGLISH
 
  31A Horn  
  元々は、594A ドライバーに使用するために設計されたものであるが、27A型アタッチを使って720,713シリーズにも使用することができるのもので、実にコンパクトで使いやすいものだ。横幅23インチ、高さ9インチでホーン長は15インチである。使用周波数は、594Aドライバーとの組み合わせでは、400から10KHzをカバーできるが、同じ型を使用して、後年ALTECが製造をひきついだ。ALTEC730ドライバーにも使用された。  

  センターに補強のためのブリッジがあるが、この部分はコルクなどの材料をつめてあり、直接金属が接触しないように配慮されている。さて鳴らしかたであるが、このホーンには実にいろいろなものがあって、ホーン鳴きの程度もまちまちである。またこの鳴き加減をブリッジのスリットにはさむ材料で調整することができる。  
 
 
 

どの程度鳴かすかは、システムのバランス次第である。また、ホーンの折り曲げ部分の内部にマウスパッドや布などを置いて、音の"うるささ?"を調整する。594A, WE555, 730で使用してみたが、24Aとは比較にならないが、コンパクトで使いやすいホーンである。移動するPA装置として活躍したと思われる。私の場合は、"鳴かさない"鳴らし方を選んだので、鉛のシートでホーンを覆って使った。別のページで出てくるシルバーのタイプは、鳴かないのでそのまま使用することができた。やはり鳴かさないで使用するのがホーンの本来の姿である。24や25のデッドニングは、あまりに見事である。ホーンを叩いてみるとその音にほれぼれする。後の黒い3Aホーンなどは、蓄音機のホーンと考えればよく、これは精妙に鳴らさなければならない。

 
 
 
 
9/4/2004