写真は,6L6のスクリーン・グリッドです.1と2は,それぞれ2台のアンプの比較です.このほかにそれぞれのアンプの随所に怪しいところがあります.完全に臓物をとり払ってしまって別の部品で組み上げてしまうのは容易なのですが,製造当初の意図した音のバランスになるかは不明です.よって劣化部品を追い込んで特定し,なるべく少ない部品の交換で,基本性能を確保しようということにしました.怪しいところを片っ端から交換してしまえば楽なのですが,そうするとバランスが狂う可能性があります.困ったものです.故障なら楽なのですが,劣化というものは実にさじ加減が難しいですね.下のオシロは,テクトロの314型というこれもビンテージのストレージ・オシロですが,根性なしなのでデジカメでパチリしました.