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WE594A 励磁電源 7
WE594 用フィールド電源の設計 セレン版 7号
セレン整流器版のフィールド電源の製作その7 |
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高圧大電流セレンを製作して再設計 |
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良質な定電流動作に近づけるために、AC80Vから高圧大電流セレン整流器(新規に製作、150V4Aのもの)で整流し、その後は、すべて大型チョーク・コイルだけで電圧を落として、最終的に24Vの直流を得る。下が回路図であるが、点線の中までが写真の巨大な黒色の鉄ケースの中に組まれている。最終段の1HのCH7とCH8は、重量が1台で30キログラムで、鉄ケースの外に設置してある。総重量は、100キロを優に超える怒級になったが、この励磁電源の力量には素晴らしいものがある。無音は静まりかえり、音の浸透力は、貫通力に変わり、強く太く速く、そしてやわらかく繊細である。今まで聴こえてこなかった音が現れだす。ピアノの音が一音一音異なった音色、個別の音色をもつことが絢爛にわかってくる。それより何より、この電源を使用して初めて理解できる演奏家の表現がある。これまで聴いていた演奏がいかに表面的なものであるかがよく分かる。ミュージシャンの意図、表現はもっともっと深くかつ繊細だった。回路図上の最終段の2個の外付けの1Hチョークは、ホット側に接続する場合もある。 |
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実装状態写真 | ||
もっとキレイに組みたいのだが、この箱の総重量だけで50キロくらいあるので、組んでしまうと移動が困難である。箱に詰め込むためには、パズルを組むようにとにかく入るような配置で詰め込む以外にない。トランス8個、産業用の巨大キャパシタが2個、これまた巨大なセレンが1台である。この箱に入りきらない外づけのチョーク・トランスがさらに2台(1台30キロ)ある。腕力さえあれば誰にでも作れる励磁電源なのだが、ホットとグランド側双方にインダクタが入っている。この回路で追い込むためには、ウーファー用の励磁電源、アンプ(アンプも段間がトランスでアイソレーションされている)の電源間のゲランド・レベルをどのように合わせるか、あるいは完全に浮かしてしまうか、これらグランド間に電流を流すか流さないかなどが最大の追い込みポイントになる。相手は交流結合なのだ。 |
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下の写真が外付けチョーク・トランス。実際は、1台が30Kgの電源トランスの一次、二次をシリーズに接続したものである。本来変圧用のトランスなので、コアにギャップがないのが残念だが、数アンペアを流せる1H以上のチョークというのはなかなかに入手できないので、当分代打として活躍してもらうことにした。実際は、一次400V、二次100Vの3KVAとれる電源トランスだが、シリーズ接続で1Hを稼げる。きわめてDCRが低いので、消費電力は、1.8Wと、まったく熱を発生しない。 |
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9/11/2005
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