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WE594A 励磁電源 6

WE594 用フィールド電源の設計 セレン版 6号

 

セレン整流器版のフィールド電源の製作その6

 
 

巨大なインダクタの投入

 

トランスへのACは、ステップ・ダウン・トランス経由で90Vを供給している。よって二次側のAC出力端子の66Vは、実際には約60Vである。セレン整流後は、300uのMPコンデンサーインプットにしている。その後は、2.5Hと5Hのチョークを並列に接続して電流を稼いでいる。そのあとは75uのフィルムコンデンサを使用してリプルを減少させている。続く段では、+側に4Hのチョークを使用、−側に1Hのチョークを2段入れている。第5号との相違は、C2のキャパシタの変更と、−側への1Hx2のインダクタの挿入である。回路には24V 1.5Aの電流が流れるので、インダクタはかなりの大型になる。

 
  巨大なインダクタ?  

今回投入したインダクタは、1台が30Kgの重量のある電源トランスの一次、二次をシリーズに接続したものである。本来変圧用のトランスなので、コアにギャップがないのが残念だが、数アンペアを流せる1H以上のチョークというのはなかなかに入手できないので、当分代打として活躍してもらうことにした。実際は、一次400V、二次100Vの3KVAとれる電源トランスだが、シリーズ接続で1Hを稼げる。きわめてDCRが低いので、消費電力は、1.8Wと、まったく熱を発生しない。

その他の外観、仕様などは、励磁電源5号を参照して頂きたい。
 
6/22/2005