シリーズ(直列)フィールド駆動

594Aコンプレッション・ドライバーのセレン版フィールド電源がよい結果を出しているので、RCA MI-1444 ウーファー用の励磁電源をセレン整流器を使って製作してみた。使用セレンは22枚のエレメントを直列に接続した定格440V500mAのものが４本で、ブリッジ接続にしている。2本のウーファーをシリーズにして230Vで駆動している。真空管式の多段パイ型フィルターの場合とはまったく考え方を変えている。整流後チョーク・インプットで受け300uFのMPキャパシタ一発で受けたあとは、チョークと抵抗で電圧を落としてある。グランド側にもチョークが入っているので、ゼロ電位をシステム的にどこでとるか、または浮かしたままでいくかを追い込まなければいけない。ゼロ電位が完全フローティングでは、594Aコンプレッション・ドライバーの励磁電源と同じノイズ・カット・トランスからAC100Vをとると結果がよくなかったので、別のAC系がら100Vを得た。定電流的になれば、電源はどんどん遠く見えにくくなるはずなのだが、どんどん性能が上がってくるので今までは気がつかなかったような小さな違いが、歴然として出てしまうので、さらに追い込みが必要になる。