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2A3PP 3号機
すべてが筐体の中におさまった!画期的な?アンプ
大星夜アンプ系 2A3 PP 3号機 | ||
LUX KIT 3700 の筐体を利用して2A3 PPアンプを組み替えました.大星夜アンプで研究した電源系統を踏襲しながら,これを実にコンパクトに実現して,小型の筐体のなかにPPのアンプをおさめてしまいました.私のアンプにしては,すべての部品が筐体の中に入っているのは珍しく,しかもステレオで持ち上げることが可能というのは,実に画期的なアンプです(笑).音質的には,大星夜アンプの流れを踏襲していますが,かなりの工夫とノウハウを結集して小型化をしてあります.見た目もよいというのも結構よろしいものです. |
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SBD(ショットキバリアダイオード)を整流に使用 | ||
スペースがないので空いた場所を整流管にするかチョーク・コイルにするかの選択をしなければならず,今回はチョーク・コイルを選んだため,整流は必然的にダイオードになりました.今回は,100V1AのSBDを44本使用して,ブリッジ整流回路を構成しました.ノイズの問題が回避され低インピーダンスの元電源になりましたので,大型のフィルムコンデンサ二段のフィルター回路を構成して,2A3のプレートに供給しています.それでもキャパシタの容量はわずかに40uFに押さえてあります.下の写真は,SBDの整流回路の部分です. |
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回路の構成は,E88CC-6CG7のムラード型です.RCA 2A3 の動作点は,プレート245V
固定バイアスで-44.5V,出力トランスは,OY-15-5Kです.ドライバー段と出力段は,完全にDC/ACバランスがとれる構成になっています.配線は非常にきたなくみえますが,ヒーター交流点火で,無帰還の状態でもハムはまるでありません.残留雑音も10mV程度におさえられています.今回は,音質的によい動作点を聴きながらさがしてみましたが,推薦動作付近がやはりいちばんよいようです.出力管の動作は,A級プシュプルからすこし定電流よりになっています.出力はとれませんが,大星夜アンプ系の音に仕上がっています.
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12/25/2006
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